ご質問詳細
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消防車の色はなぜ赤く,救急車の色はなぜ白いのか知りたい。
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■消防車の色が赤いのは「道路運送車両の保安基準」という運輸省令(昭和26年7月28日第67号)で決められているからです。
保安基準第49条第2項には「緊急自動車の車体の塗色は,消防自動車にあっては朱色とし,その他の緊急自動車にあっては白色とする」と定められています。
一般的に消防車は赤といわれていますが,法規上は朱色なのです。
消防車が赤色とされた理由は定かではありませんが,外国から輸入した蒸気ポンプや消防車が赤であったことから,わが国でも赤色としたというのが一般的な理由のようです。それに,赤色は注意をひく色であること,炎の赤を連想させ警火心を起こさせるなども理由のひとつに数えられるでしょう。
■救急車の色が白いのは「道路運送車両の保安基準」で「その他の緊急自動車」に分類されるからです。
しかしながら,なぜ白色に決まったかは定かではありません。救急業務が開始された当時,外国から輸入したものが白色だったこと,白色が清潔なイメージであることなどの理由によるのではないかといわれています。
また,側面に赤色の線が入っていますが,昭和11年に東京消防庁が6台の救急車の寄贈を受けた際,当時,日本赤十字社が白塗りの救急車で救急業務を行っており,それと区別するためという説と,消防の業務として救急業務を行うことから,救急車の車体の一部に消防車の赤を入れたという説などもあります。
【お問い合わせ先】
消防局警防課装備係 電話 025-288-3251
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- FAQ番号:B000174103
- 最終更新日:2016/03/17
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