なぜワーファリンなど(抗血栓薬)を服用していると,胃がん検診の胃内視鏡検査が受けられないのですか?
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ワーファリンなど(抗血栓薬)は,血液を固まりにくくする効果があり,脳梗塞や心筋梗塞などを予防するお薬です。このようなお薬をお飲みの方は,非常に出血しやすく止血しにくくなっています。
内視鏡を挿入するなど通常では問題ない行為でも,出血することがあり止血するには高度な技術が必要となる場合があります。
病気の症状がある場合は,病気の原因を見つけ治療をすることが優先されますので,多少の危険性があっても必要な検査をおこないます。そのため,出血に対応できる医療体制のもとで検査がおこなわれます。
しかし,がん検診は自覚症状がなく治療中の病気などがないなど健康な方が,病気を発見するためのもので,検診の不利益を最小限にし,安全に検査をおこなうことが最も重要となります。
このことから,消化器内視鏡専門医等による検討委員会で検討した結果,ワーファリンなど(抗血栓薬)服用者を検診の対象外とさせていただきました。
処方されているお薬が、抗血栓薬に該当するかは、処方した医師にご確認ください。
問合せ先 月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時30分
新潟市保健所健康増進課 がん検診推進担当 電話 025-212-8162 -
- FAQ番号:B000284506
- 最終更新日:2024/03/26
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