薬物乱用の恐ろしさについて教えてください。
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薬物乱用のおそろしさは,単に乱用者自身の精神や身体の健康上の問題にとどまらず,家庭内の暴力などによる家庭の崩壊,さらには,殺人,放火等悲惨な事件の原因ともなり,社会全体の問題へと発展します。麻薬や覚せい剤などの薬物は,使用しているうちにやめられなくなるという「依存性」と,乱用による「幻覚、妄想」に伴う自傷他害の危険性があるという大きな特徴があります。
一度だけのつもりがいつの間にか中毒となり,一度しかない人生が取り返しのつかないものとなります。
薬物に関する相談は,下記のところで受け付けていますので,お気軽に御相談ください。
(1)保健所保健管理課薬事指導係
電話 025-212-8189
薬物乱用の予防啓発の観点から乱用薬物に関する一般的な相談に応じます。
(2)新潟市こころの健康センター
電話 025-232-5560
(3)新潟県警察本部少年課
電話 025-285-0110(内線3071,3072)
(4)少年サポートセンターけいさつ相談室
電話 025-285-4970
(5)新潟県保健福祉部医務薬事課薬務係
電話 025-280-5187
Q 薬物乱用はなぜいけないのですか?
A 乱用される薬物には,覚せい剤やシンナーなどがありますが,これらの薬物は脳を破壊する作用があります。
脳は人間の精神や行動をコントロールしている大切な司令塔です。この司令塔が一旦破壊されてしまうと,自分の意志ではどうにもならなくなり,幻覚や妄想などがおこり,頭がおかしくなって,人間の心や身体はめちゃくちゃになってしまいます。
また,幻覚や妄想にかられると,他の人に危害を与えるような事件が発生します。薬物乱用による殺人,殺傷事件などが起こっているのも御存知かと思います。そのほか薬物には自分の意志では止められない性質があり,これを依存症といっていますが,繰り返し使用してしまうのが特徴です。このため,薬物ほしさの犯罪も起こっています。
薬物乱用がなぜいけないのかは,次のようにまとめられます。
(1)薬物乱用により,脳が破壊されて,心も身体もめちゃくちゃになる。
(2)自分の意志では止められなくなる。
(3)人に危害を与える。
(4)友達や家族を失う。
(5)薬物ほしさの犯罪を犯すようになる。
(6)法律できびしく禁止されていて,重い罰を受ける。
みなさんは・・・・「他人に迷惑をかけないから使うのは個人の自由」「少ない量を使用しており薬物をコントロールできるから」「1回ぐらいならからだには影響ない」などと,使っても大丈夫と誤解している人が多いかもしれませんが,薬物の恐ろしさは,1回使用しただけで,一生薬物とつきあい,苦しまなければならないということを十分知っておく必要があります。薬物の誘惑があったときは,「ダメ。ゼッタイ。」という強い意志と勇気をもって拒否して下さい。 -
- FAQ番号:A000086708
- 最終更新日:2017/04/03
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